台湾の大学進学に特化 9月、那覇市に専門校開校へ 国立嘉義大はじめ6校と提携


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台湾進学の専門スクール「縁デバー」の開校をPRする(右から)アイ・ラーニングの新井由夫取締役、王瓊慧さん、中田太美子さん=26日、那覇市泉崎の琉球新報社

 学習塾などを運営するアイ・ラーニング(浦添市、加納滋徳代表)は9月、台湾の大学進学に特化した専門スクール「縁デバー」を那覇市安里に開校する。すでに台湾の国立嘉義大学など6大学と提携。同社が学生を推薦するなど進学を後押しする体制を整えた。スクールでは主に中国語(華語)の講座を提供し、入学後も現地の大学の講義についていける語学力を身に付けてもらう。

 提携したのは嘉義大のほか高雄医学大、輔英科技大、東呉大、實践大、明道大。4年生大学の卒業者は医学部へも進学できるという。

 同社によると、台湾の大学の年間授業料は日本の国立大の半額程度と安く、人気の留学先となっている。奨学金の制度も充実しており、県外の大学進学と比べても家庭の経済的負担は軽いという。

 スクールの対象は台湾の大学へ進学を目指す高校生や大学生、社会人など。週3回の中国語講座のほか、英語のオプションクラスもある。離島の生徒も受講できるよう、ウェブ講座も準備している。

 9月3日午後7時から、東呉大の教授を招いた台湾留学セミナーを那覇市安里の同校で開催する。参加は無料。問い合わせは同校(電話)098(878)4125。