南西諸島部隊に237億 防衛省概算 石垣市駐屯地が倍増


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 【東京】防衛省は30日の省議で2020年度概算要求を決定した。南西地域の陸上自衛隊部隊配備に関する経費に237億円が計上された。そのうち、今年3月に着工された石垣市での駐屯地建設が186億1千万円で、本年度予算から倍増した。敷地造成が見込まれている。宮古島市城辺の保良鉱山地区で計画される弾薬庫の関連経費には15億2千万円が盛り込まれた。防衛省は今年10月にも造成工事に着手する方針。

 そのほかの内訳はいずれも今年3月に新設された宮古島駐屯地(宮古島市上野野原)のグラウンド整備費用などが1億8千万円、奄美大島の瀬戸内分屯地の火薬庫整備などが18億9千万円。公務員宿舎整備費に15億円が計上された。宮古島駐屯地には既に警備隊380人が配備されている。