ANAラウンジ改装 那覇空港 隈研吾氏監修、3日オープン


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9月3日にリニューアルオープンするANAラウンジ=30日、那覇空港

 全日本空輸(ANA)は9月3日に、那覇空港国内線のラウンジ「ANAラウンジ」をリニューアルオープンする。新国立競技場の設計などで知られる建築家の隈研吾氏がデザインを監修。栓の木を使用した「大和壁」で明るい空間を演出し、地域性を感じられるよう、沖縄の伝統工芸品である紅型の扇子や木工などを大テーブルに飾っている。

 広さはこれまでの約2・5倍となり、座席数は約90席から約170席に拡張する。家族連れでもくつろげるよう、対面シートや授乳室も設けた。

 ユニバーサルデザインにも力を入れ、車いすの人でも利用しやすいよう入り口の受付カウンターの高さを低くし、ラウンジ内の座席の移動を可能にした。ビールや泡盛、ウイスキーなども提供する。

 ANA那覇空港総務部の森島優子マネジャーは「座席によってシートの深さを変えた。家族連れやビジネスマンなど、用途や滞在時間に合わせて座席を選ぶことができる」と紹介した。