沖縄予算20年度3190億円 概算要求


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 【東京】宮腰光寛沖縄担当相は30日の会見で、2020年度の沖縄関係予算概算要求額について2019年度当初予算比180億円増の3190億円を要求したと発表した。概算要求としては3年連続で同額となったことについて宮腰氏は「現在の沖縄振興計画期間中、毎年3千億円を確保するとの総理大臣の約束により、現行計画以前より一段高い水準となっている」と強調した。その上で「県民が暮らしの向上や豊かさを実感できるよう必要な予算の確保や税制改正に向けしっかり取り組む」と強調した。

 使途の自由度が高い沖縄一括交付金は、要求額としては過去最も低い1188億円となった。県が要望した1800億円を大幅に下回ったことについて宮腰氏は「県から増額への強い要望があることも勘案し、2年連続で前年度予算額を上回る額を要求している」とした。20年度の要求額は18年度の予算額と同水準だとし「要求額が確保できるよう年末に向け努力する」と述べた。

 また、航空機燃料税の軽減措置など、5税制について2年間の延長を求めた。