サッカーJ2のFC琉球(16位)は31日午後7時から、ホームの沖縄市・タピック県総ひやごんスタジアムでFC岐阜(22位)と対戦する。リーグは終盤戦に差し掛かっているが、琉球は主力選手が激しく入れ替わるなど、変わらず苦しい状況のままだ。新戦力・MFハモン(20)は、この現状を打破し、上にいくための原動力として期待されている。
2015、16年にはU―17ブラジル代表にも選出された経歴を持つ。
162センチと小柄だが、右SHとして出場した前節の徳島戦は、得意のドリブルで何枚も相手DFを抜き、好機をつくった。
日本のチームでプレーするのは初めて。ボールをつなぐポゼッション志向に「ダイナミックにサッカーを展開していてもボールを失わない。チームで組織的に動いている」と、琉球のサッカーに感心していた。
「チームは変化でなく、進化しないといけない」(樋口靖洋監督)。いち早く新戦力の融合が求められている中、ハモンは「得点、アシスト、何でも琉球のために頑張りたい」と力強く、言い切って見せた。