サッカー九州リーグで単独首位を走っている沖縄SVは9月1日午後1時から、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで熊本県教員蹴友団(4位)と対戦する。条件次第では優勝が決まる大一番に、SVの県出身のストライカー・山内達朗(25)=読谷高―大阪産業大出=が並々ならぬ覚悟で臨む。
大学卒業後、2016年に当時J3のFC琉球でプロデビュー。「J2なんてどうせいけないだろ」。半端な覚悟でピッチに立っても結果は出ず、2季在籍で出場は17試合にとどまった。
退団後、琉球は怒濤(どとう)の勢いで昇格。優勝した元同僚らを見て「本当に悔しかった」。今では発奮材料とし「死ぬ気でやっている。意地でも上(JFL)にいきたい」と決意を新たにしている。
「もっとやれるんじゃないか」と自問を続ける25歳。左SHでの出場が多い今季は、ここぞの場面で点を決めきるゴールゲッターへと成長した。
(喜屋武研伍)