「琉球かれん」が敢闘賞 にっぽんの宝物 障がい者用に弦楽器開発


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「にっぽんの宝物JAPANグランプリ2019」の新体験部門で敢闘賞を受賞したヒューマンサウンドの米須清二郎代表(前列中央)ら=8月20日、浦添市役所

 【浦添】7月に東京で開かれた「にっぽんの宝物JAPANグランプリ2019」(同実行委員会など主催)の新体験部門で、ヒューマンサウンド代表の米須清二郎さん(60)=浦添市=が開発した弦楽器「琉球かれん」が敢闘賞に選ばれた。8月20日、米須さんらが松本哲治市長を訪ね、受賞を報告した。

 琉球かれんは大正琴のような形で、弦は13本。障がい者の音楽療法のために米須さんが15年ほど前に開発した。今では県外からも引き合いがあるという。

 グランプリ当日は米須さんが発表し、妻の留美子さん(57)が「てぃんさぐぬ花」を演奏するなどした。松本市長は「機会あるごとに披露してほしい」と激励。琉球大学と研究プロジェクトを進めているという米須さんは「音楽療法を確立して全国展開したい」と話していた。