伝統絶やさず、村の若者が熱演 3年に一度の七月村踊り 名護市辺野古区


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
若い区民らが23の演目を披露した七月村踊りの「正日」=8月16日、名護市の辺野古公民館

 【名護】沖縄県名護市辺野古区(古波蔵太区長)の七月村踊りが8月14、16、17日の3日間、辺野古公民館で開かれた。10~30代の若い区民らを中心に組踊などを披露した。多くの区民や出身者らが観覧した。

 辺野古の七月村踊りは3年に1度の開催で、民俗芸能を上演している。16日の「正日」には「七福神」「万歳敵討」「南ヌ島」など23の演目が披露された。17日には組踊り「矢蔵ヌ比屋」が披露された。

 青年会を中心に、高校生なども出演した。出演する区民らは6月後半から約1月半練習を続けてきたという。出演した区民の仲嶺太輝さん(25)=造園業=は「若い人たちが関わらないと、何十年も続く伝統行事を守っていくことはできない」と強調した。

 16日、幕あいに登壇した古波蔵区長は「若者たちが一生懸命演じていくので、最後までご覧いただきたい」とあいさつした。