道路整備の必要性を調査 北部テーマパーク事業者 周辺3自治体に説明


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 【北部】オリオン嵐山ゴルフ倶楽部でテーマパーク事業を計画する「ジャパンエンターテイメント」(那覇市)の加藤健史社長と佐藤大介取締役、オリオンビールの嘉手苅義男会長が4日、今帰仁村と名護市、本部町を訪れて各自治体の首長と面談した。

 加藤社長らは、施設整備に伴って新たに周辺の道路整備が必要かどうか、今後コンサルティング会社を入れて調査することを説明。環境影響評価(アセスメント)や住民説明会のほか、雇用計画に関しても話し合ったとみられる。テーマパークの詳細の説明はなかったという。加藤社長らは「以前から自治体や該当地区の区長に説明しており、おおむね前向きな反応と受け止めている」と話した。

 今帰仁村の喜屋武治樹村長は「自然を生かした施設ということだがまだ内容が見えない。具体的計画が示された段階で対応を考えたい」と述べた。名護市の渡具知武豊市長は「大型施設であり雇用効果も期待できる。丁寧に説明していくとのことなので、そのように進めてほしい」と語った。

 県の環境影響評価条例に基づき、テーマパーク事業の計画段階環境配慮書の縦覧が3市町村の庁舎内などで始まっている。