沖縄県内外の大学に通う県出身学生でつくる学生団体「Okinawa Potential Explorers」主催による「うちなーんちゅ進学応援EXPO」(琉球新報社など協賛)が8月17日、那覇市の県立図書館大ホールで開催された。高校生やその保護者ら60人が参加し、現役大学生から県外進学で視野が広がるといったメリットや経済的な負担といったデメリット、奨学金活用など助言を受けた。
登壇した千葉大学2年の花城凪さんは「いろんなロールモデル、目標となる人との出会い、刺激を受けることができる」と強調した。立命館アジア太平洋大学3年の佐喜真尚吾さんは苦労した点を挙げ「学業とバイト、家事などを一人でやらなければいけないのが大変」と話した。
県内進学ではアルバイト料は自分に投資できるが、県外進学では生活費に充てるという現実も踏まえ、「進路を考える上で奨学金情報を集めることも大事」と助言した。
会場では個別相談会も開かれた。来場した球陽高2年の与那嶺梨美さんは「県外進学にも興味を持った。経済面などリアルな話が聞け、留学についても参考になった」と語った。