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個人情報に「信用スコア」 モバイルプリンスの知っとくto得トーク[124]


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「個人情報」と聞くと、自分の名前や住所、あるいは電話番号などを思い浮かべる人が多いと思う。それらに加え、これからの時代は「信用スコア」という個人情報が身近になるかもしれない。

信用スコアとは、年齢や学歴、職業や家族構成などのデータや、携帯電話料金などの支払い状況を国や企業が審査し採点するものだ。

この信用スコアが高ければすぐにお金を借りることができたり、企業のサービスなどが割引される。

一方、信用スコアが低ければ、家を建てるときの住宅ローンの審査に通らなかったり、結婚や就職のときに不利になる可能性がある。

 


うーん、便利そうだと思いましたが、なんだか怖いですね。
 


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この仕組みが広がると、誰でもスコアを知ることができるため、みんなが信用スコアを上げようと、マナーがすごく良くなるかもしれない。

半面、一度スコアが低くなると社会生活がしにくくなることも考えられる。

信用スコアに振り回されかねない生活への懸念(けねん)があるよ。

 


そうですね。なんだか息苦しそうだ…。
 


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先月、就職情報サイトの「リクナビ」が、就職活動中の学生のサイト閲覧履歴(えつらんりれき)などのデータなどから「内定辞退率」を予測し、その結果を企業へ販売したことが問題となった。

この件では一部の学生からデータの利用の同意を取っていなかったんだ。また同意を得ていた学生でも、すごく分かりにくい形で説明していた。

リクナビとデータを購入した企業は合否への利用は否定しているが、こうした閲覧履歴が就職活動の結果に関わっていた可能性があるため、批判が集まったんだ。

 


イラスト・小谷茶(コタニティー)

 

まるで誰かにスマートフォンの使い方を監視されているようですね。
 


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同意、説明なくデータを売られたら、ユーザーとしては対策の取りようがない。ニュースをこまめにチェックし、自分が使っているアプリやSNS、ポイントサービスなどの会社は問題がないかを常に意識する必要があるね。

リクナビの事件は、今後の「信用スコア社会」の問題点の予兆(よちょう)ともいえる。私たちが気が付かない間に、サイト側に行動をチェックされ、評価され、人生の大事なイベントを左右される。

だからこそ、ユーザー側が先に企業をチェックして、評価して、個人情報や信用スコアを使って好き勝手されないような仕組みづくりが必要だね。

 




【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。

http://smartphoneokoku.net/