【今帰仁】今帰仁村へのふるさと納税の返礼品として、村産キーツマンゴーの初出荷式が5日、村天底の橋の駅リカリカワルミであった。生産農家でつくる村マンゴー産地協議会と村役場、村商工会、リカリカワルミの関係者が手渡しで、1個当たり重さ1キロ以上のキーツマンゴーを宅配業者に託した。観光客らも試食し、糖度18度以上の甘さを堪能した。出荷式は今回が初の取り組み。
協議会の仲本義朗さんは「ことしも順調に育った。多くは県外に出荷されていくが、ぜひ食べてほしい」と強調した。喜屋武治樹村長は「ことしは昨年を上回る注文が来ている。子どもたちのため、ふるさと納税への申し込みもある。マンゴーといえば今帰仁と言われるように広めたい」とあいさつした。
キーツマンゴーの村生産量は本年度20トンを見込む。昨年度は寒波と日照不足の影響により前年度比減の10・7トンだった。ことしは天候に恵まれ、例年以上の出荷量が見込まれ、出荷作業は8月から始まり、9月末まで続くという。