琉球王朝の文化を再現する「首里城祭」が10月27日~11月3日に行われるのを前に、「国王・王妃公開選出大会」(主催・首里城祭実行委員会)が15日、那覇市首里山川町のダブルツリーbyヒルトン那覇首里城であった。新国王に高良朝壮(ともあき)さん(42)=同市・会社員、新王妃に神山聖加さん(24)=名護市・作業療法士=が選ばれた。
国王・王妃は「琉球王朝絵巻行列」など首里城祭のイベントに登場するほか、今後1年間、首里城公園が企画する行事に参加する。
高良さんは「最年長の42歳で受かるとは思っていなかった。来年はオリンピックイヤーでもあり、首里城の伝統文化を世界に発信していきたい」と意気込みを語った。前国王の妹という神山さんは「兄の姿を見て私も、と思っていた。王妃の活動を自身の成長につなげたい」と笑顔を見せた。
新国王と新王妃は応募者37人の中から選出された。 この日は前日の14日に続き、首里城正殿前の御庭特設ステージで「中秋の宴」が予定されていたが、雨のため中止となった。