沖縄SV、目標は全勝 サッカー九州リーグ スタイル貫き決めたV


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前半、空中戦の競り合いから先制点を決める沖縄SVの岡根直哉(右)=8日、鹿屋体育大グラウンド(沖縄SV提供)

 サッカー九州リーグの第16節は8日、九州各地で行った。沖縄SVは2―0でNIFS KANOYA FC(鹿児島)に勝利し、開幕16連勝でリーグ優勝が決まった。2位のJ.FC MIYAZAKIとの勝ち点差は8。沖縄SVが残り2試合で負け、上位チームが全勝しても沖縄SVが勝ち点で上回るため、優勝が決まった。海邦銀行SCはPK戦の末に川副クラブ(佐賀)に勝利した。沖縄SVは、JFL昇格につながる全国地域チャンピオンズリーグ(11月8日~24日)への出場権を獲得した。

◇らしさ貫き決めた優勝

 沖縄SVが2―0でNIFS KANOYA FC(鹿児島)を下し、開幕16連勝でリーグ優勝を決めた。高原直泰監督は「思った通りに試合を進めることができない時でも結果を出せた」と優勝をかみしめた。

 「自分たちの取り組んできたスタイルで戦えるかにチャレンジした試合だった」と高原監督。KANOYA FCはシーズン終盤に調子を上げており、難しい試合になることも予想された。

 均衡を崩したのは前半28分、ゲームキャプテンのCB岡根直哉だった。西澤代志也のコーナーキックに頭で合わせ先制点を奪う。

 その後は我慢の時間が続いた。前半の数少ない好機に原隆生がシュートを放つが得点にはつながらず、後半も終盤までシュートはなかった。

 ダメを押す2点目はロスタイムに決まった。右サイドを駆け上る宮坂淳也が中央の秋本和希へパス、秋本が左足でシュートを決めた。途中出場の秋本は「得点に絡むことを意識していた」と結果に喜んだ。

 残り2戦。昨季は16勝2敗で2位、今季は黒星なしの全勝優勝を狙う。高原監督は「目標の全勝でシーズンを勝ち抜く」と次戦へ目を向けた。


◇サッカー 九州リーグ(8日・鹿屋体大ほか)

沖縄SV 2 1―0 0 NIFS・KANOYA・FC
(48)    1―0    (23)
▽得点者【沖】岡根直哉、秋本和希

海邦銀行 2 1―0 2 川副ク
(23)    1―2   (17)
    (PK6―5)
▽得点者【海】仲宗根知弘、川満陸【川】田中功一、世利雄樹