SDGs推進で本部設置へ 沖縄県知事が言及 「インクルーシブ教育」で大阪府に協力要請


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 【大阪】トークキャラバンで大阪を訪れた玉城デニー知事は9日、大阪府の新井純副知事、大阪市の中尾寛志副市長と面会し、トークキャラバンの成果を報告するとともに、沖縄の基地問題への理解を求めた。玉城知事はまた、SDGs(持続可能な開発)の取り組みを全庁的に進めるために、来年度にも県庁内に推進本部を設置する考えを明らかにした。障がいの有無にかかわらず一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」を進める方針も示し、先進的な取り組みを進める大阪府と大阪市に協力を求めた。

 基地負担軽減の必要性を訴えた玉城知事の説明を受け新井副知事は「基地負担軽減は全国で検討すべき課題だ」と話した。全国知事会で採択された、日米地位協定の抜本的な見直しについても、進めていく必要性に理解を示した。