【名護】名護パイナップルワイナリー(上江州朝則社長)は11日、名護市のナゴパイナップルパークパイン工場で、砂糖の入っていないパイン缶詰とパインジュース(ロイヤルスイート)の製造と販売を始めた。1年で最も糖度が高い8月に収穫されたパインのみを使用した商品。上江州社長は「パインが持つ本来の甘みや香りを楽しんでほしい」と話した。
砂糖の入っていないパイン缶詰とジュースは、通常より糖度が高い8月初旬から下旬頃までに収穫された露地物パイン「夏実パイン」のうち、糖度が13度以上のパインを厳選して使用している。パインは東村を中心に名護市や今帰仁村産のもの。今年は長雨などの影響で収穫が遅れ、生産量も例年より少ないが、缶詰は1万缶、ジュースは2万本の製造を予定する。
パイン缶詰は1000円(税別)、パインジュースは1300円(同)で販売する。パイナップルパークなどの店頭やホームページから購入できる。【琉球新報電子版】