県芸教授をアカハラで減給 学生に能力否定する不適切発言


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 能力を否定するような教育的配慮を欠いた不適切な発言などを特定の学生や一部の関係者に行ったとして、沖縄県は11日、アカデミックハラスメントを理由に、県立芸術大学の教授に減給1カ月(10分の1)の処分を科したと発表した。大学側は「被害者の特定につながる」として同教授の年齢や性別、所属学部などを明らかにしていない。

 県立芸大によると、2018年2月、同大に被害相談があった。教授は大学側の調査に事実関係を認めているという。同大学は、6月にも別の教授に対する懲戒処分を公表した。

 大学側は「個別指導が多く教職員の認識不足もある。研修を強化し、どういったことがアカデミックハラスメントにあたるのか理解を広めたい」としている。