自民党きってのタカ派… 沖縄相の衛藤氏はどんな人?


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
衛藤晟一沖縄担当相

 沖縄担当相に就いた衛藤晟一氏は2012年の第2次安倍内閣発足以降、一貫して首相補佐官を務めた安倍晋三首相の側近だ。自民党憲法改正推進本部副本部長のほか、憲法改正を掲げる保守系団体「日本会議」と連携する国会議員懇談会の幹事長を務めるなど自民党きってのタカ派とされる。沖縄には選挙や沖縄国際映画祭などで度々足を運んでいるが、振興への関わりは薄かったとみられ手腕は未知数だ。

 4期務めた衆院議員時代には厚生労働委員長、厚労副大臣などを歴任。現在も自民党障害児者問題調査会会長を務めるなど厚労族としても知られる。閣僚経験者からは「特命担当大臣の担務の一つに含まれた少子化対策は得意分野だろう」と活躍を期待する。親交のある関係者からは「昔ながらの頑固おやじ」との評もある。