那覇(女子)が競り勝つ 新垣主将、1年をけん引 男子団体は宮古が頂点 県高校新人卓球


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那覇―名護 鋭いフォアドライブで返す那覇の第4単の新垣亜友里=15日、うるま市石川体育館

 卓球の県高校新人選手権は14、15の両日、うるま市石川体育館で行われ、学校対抗戦の女子決勝は那覇が3―2で名護に競り勝った。男子決勝は宮古が南風原を3―0で圧倒した。男子個人シングルスの兼島研斗(宮古)は兼島幸祐(同)との兄弟対決を制し、個人ダブルスと学校対抗戦と合わせて3冠を達成。個人シングルス女子は友寄綾香(普天間)が知花茜李との同校対決に勝利し、頂点に立った。

◆強豪を次々と下す/女子団体Vの那覇

 女子団体は那覇が名護との競り合いを制した。2年の新垣亜友里主将が3人の1年生を引っ張った。新垣は「練習通りだった。皆がそれぞれの力を出してくれた」と笑顔を見せた。

 磨きを掛けてきた相手が打ちにくいナックルがさえた。第1単の座安琴都がフォアのナックルを巧みに使い、ストレート勝ち。続く第2単とダブルスを落として追い込まれたが、第3単の崎原南歩が「取らないといけない」とバックのナックルで相手のミスを誘い3―0で勝利した。崎原は「考えて展開を読む力がついた」と成長を実感した。

 第4単の新垣は2ゲームを先取したが、勝ち急いでしまった。第3ゲームを奪われ、第4ゲームでゲームポイントまで追い込まれた。8―10でタオル休憩を挟み「取られても次のゲームがある」と頭を整理した。一気に追い上げ、12―11で勝利を決めるとガッツポーズを決めた。

 強豪の普天間と名護を退けての優勝だが気は抜かない。11月の新人大会へ目を向け「格上にも安定して勝てるようしたい」と地力を養うつもりだ。
 (古川峻)