社会

米軍船舶載せた車両が到着 住民の阻止で港に搬入できず 米軍と住民にらみ合い  

訓練で使用する船舶を載せた米軍トラックの本部港搬入を阻止する市民=17日午前、沖縄県本部町の本部港周辺

  【本部】17日午前7時ごろ、沖縄県本部町の本部港ゲート前に訓練で使用する在沖米海兵隊の船舶1隻を載せた軍用車両が到着した。在沖米海兵隊は沖縄県に対して米軍船舶「オープンウォーターセーフティーボート」が17、21日に本部港を使用すると通告していた。本部港のゲート前には、米軍による港の使用に反対する全日本港湾労働組合と沖縄地区港湾労働組合協議会の会員や市民ら約50人が17日早朝から集結。午前8時現在、市民らは米軍車両の前に座り込み、搬入を阻止するなどにらみ合いが続いている。
 
  米軍からの通告を受けた沖縄県は「一般の船舶が使用するので民間港湾の使用は控えてほしい」と、自粛を米海兵隊や沖縄防衛局に求めていたが、米軍側は「伊江島補助飛行場での訓練のため必要だ」と応じない考えを示していた。米軍船舶による民間港湾の使用は祖納港(与那国町)や石垣港(石垣市)などであったが、本部港では初めて。
  
  米軍基地に詳しいリムピースの頼和太郎編集長は本紙取材に「伊江島でのパラシュート降下訓練で海上に落ちてくる兵士を救助するなどの目的があるのではないか」と話している。
  
  オープンウォーターセーフティーボートは全長約10メートルの船舶で、船底部分がゴムでできている。うるま市沖でのパラシュート降下訓練で救助用などでも使用されている。【琉球新報電子版】



関連するニュース






  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス







  • 他のサービス