【読谷】ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会は20日に開幕する。大会に出場する米国代表選手団を歓迎するウェルカムセレモニーが18日、県内唯一のキャンプ地である読谷村で行われた。村文化センター鳳ホールに屈強な選手らが入場すると、割れんばかりの拍手と歓声、指笛が響き渡り、集まった関係者や村内の子どもたち約380人は星条旗を振ったり、ハイタッチをしたりして選手らを出迎えた。
セレモニーでは大会組織委員会の嶋津昭事務総長から選手一人一人に国際試合出場を記念するキャップとメダルが贈られた。また、星条旗をモチーフにした赤と青のだるまが用意された。だるまを前にブレイン・スカリー主将が必勝を誓った。
自身もラガーマンだった石嶺伝実村長は世界中が注目する一大大会のキャンプ地に選ばれたことを喜び、「夢と感動を全世界に与えてほしい」と躍進に期待した。
セレモニー終了後に取材に応じたエリック・フライ選手は「地元住民の熱烈な歓迎や充実したトレーニング施設に感動した。チーム一丸となり、素晴らしい結果を残したい」と意気込んだ。
米国は26日の対イングランド戦に登場する。チームは初戦に備え、読谷村のキャンプ地で最終調整する。