台風17号: 沖縄本島、先島が暴風域 夕方にかけ暴風としけ  本島中心に停電3万8940戸


この記事を書いた人 問山栄恵

  大型で強い台風17号(ターファー)は21日午前9時現在、久米島の西約100キロにあり、時速25キロの速さで北北西へ進んでいる。沖縄本島地方と先島諸島が暴風域に入っており、沖縄本島中南部や久米島では猛烈な風が吹いている。気象台は沖縄本島地方は21日夕、宮古島地方は昼過ぎまで、暴風に厳重な警戒を呼び掛けている。今後、勢力を維持しながら久米島の西海上を北上する見込み。
  
  午前9時現在、台風の中心気圧は970ヘクトパスカル、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。渡嘉敷村では21日午前4時54分に最大瞬間風速47・7メートルを記録、南城市糸数では同日午前5時27分に同46・9メートル、那覇市桶川でも同日午前3時55分に同41・1メートルが観測された。
  
  台風の影響に伴い、21日午前9時現在、沖縄本島や周辺離島を含めて3万8940戸が停電している。最も多いのは南城市で6810戸、続いて那覇市4230戸、西原町3890戸が停電している。
  
  沖縄本島地方は21日、多い所で1時間に60ミリの激しい雨が降るとみられる。22日は1時間に30ミリの非常に激しい雨が降る見込み。先島諸島でも21日、多い所で1時間に50ミリの雨に降るとしている。【琉球新報電子版】