沖縄女子短大、入学定員増やす 保育士養成へ 全国で唯一認可


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入学定員の増加を発表した沖縄女子短期大学の関係者ら=20日、与那原町の同大

 沖縄女子短期大学(平田美紀学長)は20日、2020年度入学生から同大の総合ビジネス学科で10人、児童教育学科で25人の入学定員を増やすことを発表した。待機児童の問題に対処し、保育士養成に向けて定員を増やす。6日付で文部科学大臣から認可通知があり、全国の短期大学で本年度唯一の増員認可となった。

 記者会見で平田学長は幼保無償化の実施や、全国で最も高い県内の待機児童率などの問題を挙げ「増員が保育士不足問題の解消と質の高い幼児教育につながることを期待している。経済面でも地域に貢献できる人材の育成拡大につなげたい」と意気込みを語った。

 会見に出席した同大総合ビジネス学科の伊禮楓華さん(2年)は「理論だけでなく実務も豊富に学べ、短期間で多くの資格が取れる」と同大の魅力を語った。

 同学科の比嘉にいなさん(1年)と児童教育学科の仲地俊貴さん(1年)は「学生が増えればより多くの人と交流できる」「大学内もさらに活気づいてにぎやかになるのが楽しみ」と関係者らと共に笑顔で喜んだ。