沖縄の食と音楽を堪能 南米文化も混じり独特な雰囲気に 鶴見ウチナー祭開幕 7万人超の人気イベント


この記事を書いた人 問山栄恵
沖縄出身者らのバンドの演奏でにぎわう第4回鶴見ウチナー祭=21日、神奈川県横浜市鶴見区の入船公園

  【神奈川】沖縄出身者が多く居住する神奈川県横浜市鶴見区で、県出身者らによる第4回鶴見ウチナー祭(同実行委員会主催、鶴見区・琉球新報社共催)が21日、同区の入船公園で始まった。22日まで。沖縄の食や物産が販売され、沖縄出身のミュージシャンらによるライブも催され、観客は大いに盛り上がった。
  
  鶴見区は大正時代から職を求めて移り住んだ沖縄出身者が多い地域。近年では南米出身者も多く住んでおり、中には沖縄からの移民の子弟も多い。ブラジルなどの県系人文化も混じり合い、沖縄とも違う独特の「鶴見ウチナー社会」が築かれている。鶴見ウチナー祭は地元の沖縄出身者や関係者らが呼び掛けて始まった。3回目は迎えた昨年は2日間で7万人を超える来場者でにぎわった。
ステージでは、沖縄の民謡や琉舞に加え、石垣島出身のきいやま商店も出演。22日はディアマンテスや2人組のいーどぅしらが舞台に立つ。
  
  会場では、沖縄そばやかまぼこ、牛串など沖縄の食が満喫できるほか、ブラジルの肉串料理シュラスコなど南米の味も楽しめる。島の観光情報を紹介するテントや三線など沖縄の文化体験コーナーも設けられている。【琉球新報電子版】

第4回鶴見ウチナー祭で、沖縄出身者らのバンド演奏を楽しむ観客ら
第4回鶴見ウチナー祭では沖縄そばやサーターアンダギーなど沖縄の食をはじめブラジルの肉料理も満喫できる