【本部】もとぶ産シークヮーサー生産消費拡大推進協議会は25日、沖縄県本部町豊原の農業生産法人もとぶウェルネスフーズで、町産シークヮーサー果汁初搾り式を開いた。生産ラインが一斉に動き出し、今年の加工品の生産が始まった。
町農林水産課によると2018年の町産シークヮーサーの生産量は387トン。ジュースや健康食品などの加工用として、果実の約7割を例年同社で搾っている。式には協議会長の伊野波盛二副町長のほか、生産者や加工業者らが参加した。果実が搾汁機に入ると、甘酸っぱい香りの、黄色い果汁が次々に容器へと搾り出された。
もとぶウェルネスフーズの長浜徳勝社長は「本部産シークヮーサーは酸味と香りが特徴的で、泡盛やビールに加えると風味を引き立てる。健康管理にも活用してほしい」と話した。搾る作業は11月末まで続く。