高校3年の山里将也さん、危険物甲種合格 1日3時間超の猛勉強 将来は「農業に役立つ仕事したい」


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危険物取扱者甲種に合格した県立南部農林高校の山里将也さん=13日、豊見城市

 【豊見城】8月18日に行われた、全種類の危険物の取り扱いができる危険物取扱者甲種試験に、南部農林高校食料生産科3年の山里将也さん(18)が合格した。南部農林高校によると、同校で危険物・甲種に合格したのは山里さんが初めてだという。山里さんは「合格できてうれしい。将来の仕事にも生かしたい」と笑顔を見せた。

 危険物・甲種は大学卒業程度の応用化学のレベルが必要とされる難関試験。甲種の試験を受けるには乙種の1類~6類のうち4つの試験で合格する必要があるが、山里さんは「中途半端は好きじゃない」と1類~6類まで全て合格してから甲種試験に挑んだ。甲種の試験に向けては1日3~4時間を勉強に費やし、見事合格を果たした。

 高校卒業後については琉球大学農学部への進学を目指しているという山里さん。「土壌の研究をして、農業の進歩に役立つような仕事をしたい」と目標を語った。