県女性就業・労働相談センターは26日、那覇市小禄の沖縄産業支援センターで女性が働き続けられる職場づくりに向けた「誰もが働き続けられるための経営者・幹部向け講座」を開いた。
法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科の高田朝子教授が基調講演を行い、女性が自信を持ってリーダーシップを発揮できる職場にするために「上司は身の丈より高い仕事を女性に与えて、成功体験を積ませてほしい。あうんの呼吸を求めるのではなく、相手に分かりやすい言葉で話して」と強調した。
小売業や保育施設などの約40人の経営者やスタッフが出席した。
支援プログラムアドバイザーの上妻毅氏は、職場や社会で制度・支援が不十分なことが女性の就業継続が難しい要因だと指摘。就業継続と新規採用を比較して「就業継続してもらう方が採用コストが掛からず、研修も不要なため企業にとってメリットが大きい」と環境整備の意義を説明した。