高校生、県議と論議 那覇高 日頃の疑問、率直に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
又吉清義県議(右)と意見交換する那覇高校の生徒=11日、那覇市松尾の同校

 現職県議と高校生が政治について語り合う「県議会高校出前講座」が11日、県立那覇高校で開かれた。同校の2年生40人が県議9人とさまざまなテーマで意見交換し、主権者意識を高めた。意見交換は4、5人の高校生グループに1人の県議が入る形で実施した。キリスト教学院大学の学生が進行役となり、議論をサポートした。

 高校生は「バス代が高いのはなぜか」「母親が保育士だが、給料が安い」など、日頃の生活で感じた疑問を県議にぶつけた。県議は通学バスの無料化に向けた施策の進み具合や、保育士の給料算定の仕組みを解説しつつ、どのように課題を解決するか自身の考えを話した。

 県議2人と意見交換した山城鈴さん(17)は「県議からバスの利用者を増やすためにWi―Fi(ワイファイ)の設置を提案していると聞いた。(課題解決に向け)いろいろな方法を考えてくれているんだと思った」と、議員の活動を身近に感じていた。