ゆいレール延長記念乗車券発売 開業日の10月1日に限定2000枚


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記念乗車券のモチーフになった(左から)石嶺駅、浦西駅のアートガラス

 沖縄都市モノレール(ゆいレール、那覇市、美里義雅社長)は、浦添市への軌道延長を祝う記念乗車券を発売する。延長区間の新設4駅に飾られているアートガラスをモチーフにしたデザインで、開業日の10月1日に2千枚限定で販売する。一方で27日現在、沖縄地方の南の海上に台風に発達しそうな熱帯低気圧があり、開業日に影響しないか関係者は気をもんでいる。

 ゆいレールファンには“お宝”となる記念乗車券は、乗車区間にかかわらず1枚370円。既存駅を含む全てのモノレール駅窓口で購入できる。

 開業日の10月1日は、延長区間の第1便となるてだこ浦西駅の始発が午前5時39分に出発する。出発前の同5時15分に、延長区間の各駅で「駅開き」を予定している。ただ、当日に台風が直撃して始発から運休になると関連行事も延期または中止になり、延長区間の第1便も先送りとなる。モノレールが運休となった場合、記念乗車券の発売も延期となる見通し。

 同社の担当者は「現在のところ、台風が来ない想定で開業準備を進めている。仮に当日暴風域に入った場合は、運行休止とせざるを得ない。前日ぎりぎりまで状況を確認する」と語った。