衆院4区の候補絞り込み延期 オール沖縄選考委


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 玉城県政を支える「オール沖縄」陣営は28日、次期衆院選に向けた沖縄4区の候補者選考委員会(委員長・大城一馬社大党委員長)を南城市内で開いた。委員による無記名投票で複数の人物を候補者として選出する予定だったが、候補者への交渉方法や一本化に向けた手法などが固まっていないとして候補者の絞り込みを延期した。

 次回会合の時期は未定で、今後正副委員長が協議して決める。

 会合後、大城委員長は「無記名での選出方法に変更はないが、推薦された候補者に対して誰がどのように擁立を打診するかなど具体的な交渉方法などが煮つまっていない」と話した。

 候補者選出を巡っては、現職が引退を表明している沖縄2区の後継人選とも連動しており、調整は難航が予想される。

 選考委員会は4区内の市区、郡区選出県議や市長、市議ら12人で構成。前回の会議では、委員1人につき候補者として推薦する人物を2人まで無記名で挙げ、得票数の多い上位3人を候補者として絞り込む方法を確認していた。3人からどのように1人を選ぶかを含めて協議を継続する。

 推薦は県政策参与の照屋義実照正組会長や社大党書記長の平良識子那覇市議、糸数慶子前参院議員を軸に進む公算が大きい。