政治

玉城知事、河野防衛相に新基地建設断念求める 沖縄県庁で会談

河野太郎防衛相(左)に要望書を手渡す玉城デニー知事=29日午後5時30分、県庁

 就任後初めて来県した河野太郎防衛相は29日午後、県庁で玉城デニー知事と会談した。玉城知事は知事選や国政選挙、今年2月の県民投票で示された「新基地反対の民意は揺るぎないものだ」と強調し、米軍普天間飛行場の早期返還・閉鎖と辺野古新基地建設断念を求め、「対話」による解決を訴えた。

 河野防衛相は「日米同盟の抑止力を維持しながら普天間飛行場を全面返還するための方策として辺野古移設を政府として一日も早くやらないといけない」と述べるなど従来の政府方針を堅持する考えを示し、両者の会談は平行線に終わった。

 玉城知事はこのほか、緊急時以外での米軍による民間港使用の自粛を米側に働き掛けるよう求めたほか、米軍関係者による飲酒運転が相次いでいる現状を伝え、実効性のある再発防止策などを求めた。

 河野氏は、辺野古移設を進める理由の一つとして「北東アジアの安全保障環境が厳しくなっている」と言及し「これまで防衛省として国民にこの状況をきちんと説明しきれていたか。手の内をさらけ出すことにもなる。全部を示すことはできない状況だが、(安全保障環境が)厳しいことを県民はじめ国民に理解していただく努力を考えないといけない」と述べた。

 河野氏はこの日、玉城知事のほか、松川正則宜野湾市長や渡具知武豊名護市長、辺野古周辺の久辺三区(辺野古・豊原・久志)の区長らと相次いで会談した。【琉球新報電子版】



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス