乳がん検診の受診を 月間前に患者会が啓発イベント セルフチェックの重要性も


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
ハワイアンフラを披露するMana’olana Hula Studioのメンバーら=29日、那覇市のイオン那覇1階うるくスクエア広場

 10月のピンクリボン月間を前に29日、沖縄県那覇市のイオン那覇1階うるくスクエア広場で「ピンクリボンカーニバルinイオン那覇(主催・NPO乳がん患者の会ぴんく・ぱんさぁ)」が開かれた。乳房の構成や乳がんの検査方法が分かるパネル展示や乳腺専門医によるトークショー、ハワイアンフラショーなど、多彩な催しを通して乳がん検診の受診を呼び掛けた。

 第1部のトークショーでは浦添総合病院乳腺センター長の藏下要医師が登壇した。乳がんの早期発見について、セルフチェックと検診の重要性を強調し「入浴の時に乳房を手で洗う習慣をつくると、気付くきっかけになる」と話した。

 第2部のトークショーでは宮良クリニック理事長の宮良球一郎医師が登壇した。ステージでは「Mana’olana Hula Studio」がハワイアンフラ、那覇市近郊の小中高生でつくる劇団「那覇青少年舞台プログラム」が歌とダンスを披露し会場を盛り上げた。

 参加した渡久地喜美子さん(67)=那覇市=は「自分の娘や孫にも定期的に検診を受けてもらいたい」と話した。