京都を代表する銘菓「おたべ」などを製造販売する美十(京都市、酒井宏彰社長)は9月28日、沖縄県うるま市勝連南風原の国際物流拠点産業集積地内で沖縄工場新築工事の安全祈願祭を開いた。京都本社・工場と千葉、福井に続く国内4拠点目の工場で、2020年8月の完成を予定する。施設は2階建てで、敷地面積は約5千平方メートル。
来県した酒井社長は沖縄での工場新設について「保税地区のメリットを生かして、香港に出している商品を沖縄からコンテナで輸出していく」と説明。さらに「京都で製造するお菓子に沖縄県産のフルーツを使っている」と述べ、沖縄での事業展開を強化していく考えを示した。