日本人移住の地 文化フェア開催 エイサー演舞も


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 ボリビアのベニ県北部のリベラルタ市でこのほど、同市の日本人移住の日を祝う、リベラルタ日ボ文化協会主催の日本文化フェアが行われた。
 リベラルタ市はアマゾン地帯の日本人移住発祥の地で、周辺には約7千人の日系人が居住する。県系人の人口は不明だが、安里、義元、大城姓などが住んでいる。同市は2018年6月に、7月7日をリベラルタ市日本人移住の日に制定した。19年には「日本人ボリビア移住120周年」が開催された。
 今年の日本文化フェアは、コロナ禍以降では初めて開催した。当日はリベラルタ日ボ文化協会のロビン・ニシハラ会長、伊藤圭介JICAボリビア事務所長、ボリビア日系協会連合会事務局の関係者らが出席した。琉球國祭り太鼓ボリビア支部によるエイサーによる演舞=写真=や、JICAボランティアの小林恭子隊員による生け花、習字、折り紙講習のほか、リベラルタの日系人による手踊りや子どもたちのダンスが披露された。
 (安里三奈美通信員)