原発処理水放出 首相が理解要請 G20、インド首相らに


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 【ニューデリー共同】岸田文雄首相は9日、訪問先のインドで同国のモディ首相、オランダのルッテ首相と相次ぎ会談した。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡り、日本の立場を説明し理解を要請=写真。20カ国・地域(G20)議長を務めるモディ氏とは、先進7カ国(G7)議長として、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化へ連携すると確認した。 (4面に関連)
 岸田首相は8日に実施されたトルコのエルドアン大統領との会談でも処理水放出について理解を求めた。エルドアン氏は「日本政府の誠実な取り組みを承知している」と応じた。両国の経済連携協定(EPA)の早期締結に向けた協議継続も申し合わせた。