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ハワイ火事デマ 中国が関与 米分析、「気象兵器」と拡散


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は11日、8月の米ハワイ州マウイ島の山火事が「気象兵器」によって人為的に起こされたとの偽情報の拡散に、中国が関与していたと報じた。IT大手マイクロソフトやランド研究所による分析で、信ぴょう性を持たせるために生成AI(人工知能)で作成したとみられる画像を使っていたという。
 同紙によると、研究者らは中国が来年の米大統領選を含め、米国内での情報戦に活用するネットワークを構築している可能性があるとの見解を示した。
 山火事を巡っては8月中旬からソーシャルメディアで、米国が秘密裏に開発中の気象条件を操作する兵器で発生したとのデマが31言語で確認された。うち中国のアカウントだけが生成AIで作成したとみられる画像を活用していたという。