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NZ総選挙、野党に勢い 首相候補は経済界出身


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【オークランド共同】ニュージーランドで10月14日に行われる総選挙(一院制、基本定数120)まで1カ月。経済界出身のクリストファー・ラクソン党首(53)を首相候補とする最大野党、国民党が急速に支持を広げている。ヒプキンス首相(45)の与党、労働党は物価高騰や治安悪化に加え、相次ぐ閣僚不祥事に足をすくわれ劣勢を強いられている。11日に公表された各社の世論調査によると国民党は友党のACT党と合わせ過半数獲得をうかがう勢い。「望ましい首相」ではラクソン氏がヒプキンス氏に追い付き互角となった。ラクソン氏は英食品・家庭用品大手ユニリーバ幹部やニュージーランド航空最高経営責任者(CEO)を歴任した。