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北米県人ら訪ね交流 県キャラバン 若者の声聞く


北米県人ら訪ね交流 県キャラバン 若者の声聞く 池田竹州副知事らキャラバン隊員に、北米沖縄県人会から記念品が渡された=8日、トーランス市ミヤコ・ハイブリッドホテル
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 沖縄県の池田竹州副知事を団長とするキャラバン隊が9月2日から、カナダ・レスブリッジ市を訪問した。在カナダの県人会役員と意見交換したほか、県系人が経営するレストランなどに足を運んだ。
 5日にはカリフォルニア州サンフランシスコへ入り、北カリフォルニア沖縄県人会との交流や県系人ビジネスの視察、泡盛販売店の訪問などの日程をこなした。
 7日はロサンゼルス日本国総領事館を訪れた。曽根健考総領事は「今回は沖縄の食材や泡盛の普及、米国からの観光促進のために副知事に来訪いただきました。総領事館も日本の農産品輸出支援を進めているので、泡盛や沖縄産食材の普及にも協力したい。観光についても当地のJNTO(日本政府観光局LA事務所)などとも連携して進めていきたい」と語った。
 沖縄出身の一人として、ビジネスで成功しているKatsuyaレストランのオーナー上地勝也社長とも面談した。池田副知事は「海外で活躍する県系人の経験は、沖縄の貴重な財産だ。今回の各地の訪問は成功だった」と話した。
 ロサンゼルスでは北米沖縄県人会との意見交換も行われ、参加者全員が議論に加わってにぎわいを見せた。特に若者からの意見が多く「県人内からのウチナーンチュ大会参加者が少ない」「ウチナーンチュが海外の人々に与えた影響は大きいので、もっと世界にアピールしてほしい」「民間との交流をもっと図り、民間大使をもっと活動してほしい」などの声があった。(当銘貞夫ロサンゼルス通信員)
池田竹州副知事らキャラバン隊員に、北米沖縄県人会から記念品が渡された=8日、トーランス市ミヤコ・ハイブリッドホテル