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制服組トップ 米上院が承認 ブラウン氏、空席回避


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ワシントン共同】米上院は20日、米軍制服組トップの統合参謀本部議長にチャールズ・ブラウン空軍参謀総長を充てる人事を賛成多数で承認した。野党共和党のタバービル上院議員が人工妊娠中絶を選ぶ米兵の権利を擁護するバイデン政権の施策に反発。軍の人事承認手続きを拒否してきた。ミリー統参議長の任期は9月末で切れるが、ポストが空席となる事態は回避された。
 ブラウン氏はオースティン国防長官と同じく黒人で、国防長官と統参議長の両ポストを黒人が占めるのは初めて。黒人の統参議長はブッシュ(父)政権時の故コリン・パウエル氏以来2人目。
 米軍高官人事の大半は全会一致でまとめて承認するのが通例。1人ずつ承認するのは膨大な時間がかかり、ほかの法案審議にも影響する。