オキナワ第1移住地にあるコロニア沖縄農牧総合協同組合(CAICO)の試験農場でこのほど、大豆・小麦生産者協会(ANAPO)主催の「全国小麦の日2023」が開かれた。持続可能な生産性の向上、生産量の増加を目的に、参加企業らが取り扱う製品を紹介した。
今年は約60社が参加した。CAICOの展示ブースでは、JICAの支援を受けながら、北海道大学のプロジェクトでCAICOが協力する、草の根技術協力支援プロジェクト「ボリビア国日系人社会が牽引する持続的な循環型農業システム確立のための支援事業」が紹介された。今の土壌の現状、管理方法、堆肥を用いた試験の展示、プロジェクトの土壌改良案を説明した=写真。
新種の小麦、ソルゴ、トウモロコシなどのデモンストレーションプロットの実証展示が行われたほか、農薬や肥料、種子、作物管理のシステム、大型機械を扱う会社なども参加した。
近年は干ばつの影響で小麦の生産量が減少しているといい、干ばつに強い遺伝子組み換えの新品種の種子や、作物管理の最新技術の情報なども提供していた。
オキナワ移住地は国の小麦の首都と呼ばれるまでに発展し、会場には農業を学ぶ高校生や大学生らが学ぶ姿も見られた。 (安里三奈美通信員)
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小麦で循環型農業 オキナワ移住地 北海道大が協力
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琉球新報朝刊
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