有料

米脚本組合 スト終結 AI原則禁止で暫定合意


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ロサンゼルス共同】全米脚本家組合(WGA)を構成する主要2団体は26日、待遇改善を求めて5月に始めたストライキを27日に終えると宣言した。WGAが制作会社側と達した暫定合意には、人工知能(AI)による作品の生成を原則として禁じる内容などが盛り込まれた。ハリウッド俳優らが加入する全米映画俳優組合が実施中のストの終結に影響する可能性もある。
 WGAが公表した暫定合意の概要は「AIは作品を書いたり書き換えたりしてはいけない」と規定。制作会社が了承した場合などに脚本家がAIを使用することは認める一方、会社が使用を要求することは禁じた。
 動画配信サービスを巡っては、一定の番組について配信開始から90日以内にサービスの米国内登録者の20%が視聴すればボーナスを支払うなど、報酬を増やす仕組みの導入を明記した。