【ニアメー共同】7月にクーデターが起きた西アフリカ・ニジェールの首都ニアメーで28日、旧宗主国フランスの駐留軍撤収決定を祝おうと、反フランス派住民が数千人規模の集会を開いた。欧米排除を主張する、西アフリカ地域で著名な活動家ケミ・セバ氏が壇上から「撤収はニジェール国民の勝利だ」と称賛し、国旗を掲げた参加者らが大きな拍手で応じた。
28日は夕方の開始時間に合わせて住民が続々と集まり、軍政トップのチアニ将軍がプリントされたシャツを着た人も。司会の男性が「フランスをやっと追い出せるぞ」と叫ぶと、参加者から「今すぐ出て行け」とシュプレヒコールが上がった。
ケミ・セバ氏は「フランスに限らず全ての外国の基地はアフリカに不要だ」と述べ、ニジェールに駐留する米軍などの即時撤収も求めていくべきだと訴えた。
28日、ニジェール・ニアメーでの集会でフランスの駐留軍撤収発表を喜ぶ住民ら
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仏軍撤収は 「国民の勝利」 ニジェールで集会
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琉球新報朝刊
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