国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として2年間、ボリビアのコロニア・オキナワにあるオキナワ第一日ボ学校に沖縄県から派遣されている稲嶺萌恵教諭(38)がこのほど、活動開始から1年経過の中間報告会を行った。協力隊員や関係者らが参加した。
稲嶺教諭は、生徒の日本語の向上を目的に実施した活動内容を振り返り、結果と今後の活動計画を報告した。残りの期間は「地域のお年寄りや沖縄県の小学生が交流する機会を設け、日本語学習への意欲や沖縄文化への関心を高めたい。道徳の授業の工夫や全体集会での講話を行い、児童生徒の道徳的価値への理解を促したい」と話した。
稲嶺さんは沖縄市出身で立命館大学国際関係学部卒。明星大学通信課程で小学校教諭免許を取得した。教員歴10年。現在は沖縄市立高原小学校に所属している。学生時代からの夢である国際協力に携わりたいと応募した。(安里三奈美通信員)
オキナワ第一日ボ学校で日本語を指導する稲嶺教諭=ボリビア
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日本語指導の活動報告 稲嶺教諭「道徳授業工夫したい」
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琉球新報朝刊
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