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アフガンでM6.3 2回観測 15人死亡、40人負傷


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【イスラマバード共同】米地質調査所(USGS)によると、アフガニスタン西部で7日昼前、マグニチュード(M)6・3の地震が2回観測された。イスラム主義組織タリバン暫定政権は、少なくとも15人が死亡し40人が負傷したと明らかにした。犠牲者はさらに増える可能性がある。
 アフガンでは耐震性の低い土やれんがでできた簡素な住宅が多く、倒壊しやすい。暫定政権は被災地に救助部隊を派遣した。現地メディアは、大勢の人が余震を恐れて建物の外に出ている様子を伝えた。
 震源はいずれも西部の主要都市ヘラートの近郊で、深さは約10キロと約14キロ。これ以外にも複数の揺れが観測された。
 アフガンでは昨年6月にM5・9の地震が発生。東部を中心に死者は約1100人に上った。