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29人死亡 空爆か ミャンマー 国軍は関与否定


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ヤンゴン共同】ミャンマー北部カチン州の避難民キャンプで9日夜、爆発があり、子どもや女性を含む29人が死亡、50人以上が負傷した。少数民族武装勢力、カチン独立軍(KIA)報道官は、国軍による空爆があったと明らかにした。地元メディアが10日伝えた。国軍は同日、空爆を否定する声明を発表した。
 現場は国軍と戦闘を続けるKIAの拠点から約3キロの中国との国境付近で、約500人の避難民が暮らしている。KIA報道官は、爆撃機などの騒音は聞かれず、ドローンによる空爆の可能性が高いと指摘した。
 国軍は声明でキャンプを軍事拠点としても使用しているKIAが備蓄していた爆弾が爆発した可能性があると主張。原因を究明すると表明した。