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アフガン死者2445人に 地震から72時間、救助急ぐ


アフガン死者2445人に 地震から72時間、救助急ぐ 10日、アフガニスタン・ヘラート州で続く救助活動(ゲッティ=共同)
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 【ヘラート共同】アフガニスタン西部ヘラート州で7日発生した地震で、イスラム主義組織タリバン暫定政権は8日、死者が2445人になったと明らかにした。ロイター通信が報じた。10日昼前(日本時間同日午後)、不明者の生存率が著しく下がるとされる「発生後72時間」が経過。多くの不明者が倒壊した家屋の下敷きになっているとみられ、暫定政権の治安部隊が救助を急いだ。
 暫定政権などによると、20の村で家屋計約2千棟が全壊し、2千人超が負傷した。重機が不足し、余震もあるため救助活動は難航。未舗装の道が多く病院のある州都ヘラートまで時間がかかり、ヘリコプターも使い負傷者を搬送している。
 ヘラート近郊にある300世帯超が住む村では住民の大半が犠牲となった。生き残った人々は、スコップや素手で崩壊した家屋のがれきをかき分け、家族の姿を捜した。
 国連によると1万人以上が被災した。国連児童基金(ユニセフ)は毛布や冬用衣料を、世界食糧計画(WFP)は食料を配布。「国境なき医師団(MSF)」は現地の病院施設に医療テントを設置し、受け入れ態勢を拡充した。
10日、アフガニスタン・ヘラート州で続く救助活動(ゲッティ=共同)