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米下院議長候補 共和党が協議へ 絞り込み難航も


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 【ワシントン共同】米共和党の下院議員団は11日、マッカーシー前下院議長の解任に伴う議長選の候補選出に向け詰めの協議を進める。下院共和党ナンバー2のスカリス院内総務とジョーダン下院司法委員長が立候補しているが、いずれも選出に必要な下院過半数の支持を得られる見通しは立っていない。絞り込みが難航する可能性もある。
 下院は議長不在で機能停止が続く。バイデン大統領(民主党)は10日の演説で、パレスチナのイスラム組織ハマスの攻撃を受けたイスラエルを支援するため、予算確保で議会に「緊急の措置」を取るよう求めた。
 下院議長は大統領権限の継承順位が副大統領に次ぐ2位の要職。下院(定数435)の勢力は共和党221、民主党212、欠員2と拮抗(きっこう)している。議長選勝利に必要な票数を得られなければ、投票を繰り返すことになる。