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死者90%、女性と子ども アフガン地震でユニセフ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ヘラート共同】アフガニスタン西部ヘラート州で2445人が死亡した7日の地震で、国連児童基金(ユニセフ)は11日、死者のうち90%以上が女性と子どもだったと明らかにした。保守的なアフガンでは、女性は外で働かず家事を担うことが多く、学校に行かない子どもも少なくない。そのため被害が集中したとみられる。
 同州の保健当局幹部によると、犠牲となった子どものうち大半が5歳以下の未就学児だった。7日の地震は昼前に発生し「男性は外で仕事をしていたため、多くが助かった」と指摘した。
 新たに起きた11日の地震で同幹部は、1人が死亡し164人が負傷したとの集計結果を明らかにした。7日の地震以降、多くの人が避難しており「被害は最小限にとどまった」と語った。
 被災地には仮設テントが設けられ、被害の少なかった州都ヘラートに多くの人が避難した。