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NZ次期首相 中国外交焦点/インフラ投資で期待


NZ次期首相 中国外交焦点/インフラ投資で期待 ラクソン氏
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 【オークランド共同】ニュージーランドで14日行われた総選挙で勝利した野党国民党党首のラクソン次期首相は連立政権樹立に向け、友党のACT党と政策協議を始めた。新政権では、選挙戦でほとんど語られなかった外交・安全保障政策、とりわけ南太平洋で影響力拡大を図る中国との向き合い方が焦点となる。
 ラクソン氏は慢性的な交通渋滞解消に向け、道路などのインフラ整備を公約に掲げた。240億NZドル(約2兆円)とされる費用は公的資金だけでなく、国内企業や海外の年金基金、中国からの投資にも期待する。
 8月のテレビインタビューで中国の資金に頼るかどうかを問われ「全くその通りだ」と即答した。この発言が「不用意だ」と批判を呼び、ラクソン氏はそれ以降、中国の投資受け入れに積極的に触れなくなった。
 (写真はニュージーランド・ヘラルド提供、AP=共同)

ラクソン氏