【ワシントン共同】米ニュースサイト、ポリティコは19日、米外交を担う国務省の副長官に、バイデン大統領が国家安全保障会議(NSC)インド太平洋調整官で知日派のカート・キャンベル氏を指名する方針を固めたと報じた。国務省ナンバー2への起用で、バイデン政権としてインド太平洋地域を一層重視する姿勢を打ち出す。
キャンベル氏は中国に厳しい態度で迫る必要性を主張するベテラン外交官。オバマ政権で東アジア・太平洋担当の国務次官補を務めたほか、バイデン政権のアジア政策立案の要を担ってきた。
副長官就任には上院の承認が必要となっている。政権の施策に反発する野党共和党議員が人事手続きを拒む例が続いており、キャンベル氏起用の承認は時間がかかる可能性がある。
キャンベル氏は2021年1月、バイデン政権がNSCに新設したインド太平洋調整官に就任した。
キャンベル氏
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国務副長官に 知日派指名へ キャンベル氏、米報道
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琉球新報朝刊
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